ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆採択される3つのポイント

ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆採択される3つのポイント
今年新設されたものづくり補助金(コロナ特別枠)は、上限額が最大1,000万円で、提出する事業計画に該当する要件によって、経費の3分の2または4分の3を補助してくれる制度です。
 
今後はアフターコロナならぬウィズコロナ時代と言われるなか、ビジネスモデルチェンジを目指す企業にとって、1,000万円の補助枠で補助してくれるものづくり補助金(コロナ特別枠)はぜひ、利用したいところですよね。
 
従来の制度と比べると、補助率の引き上げのほか、営業経費までもカバーしてくれることもあり、このものづくり補助金(コロナ特別枠)には、コロナ禍で経営に悩む中小企業・小規模事業者がどんどん申請をしています。
 
ただ、このものづくり補助金(コロナ特別枠)は、他のコロナ対応のための補助金枠が、ひとつの財源から出ていることもあり、5回の公募受付予定だったものが急遽4回までとなり、その代わりに2020年12月18日(金)まで申請受付が延長されました。
 
そこで今回は、そんなものづくり補助金(コロナ特別枠)の採択ポイントがどこにあるかをお伝えします。
 

 

ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆
採択される3つのポイント

 

ものづくり補助金(コロナ特別枠)の採択率


沖縄企業注目の「ものづくり補助金(コロナ特別枠)」
ものづくり補助金は今、(コロナ特別枠)が注目されていますが、コロナ禍以前から制度自体は設置されており、従来のものづくり補助金は(一般型)として、同じく公募をしています。
 
以前よりこのものづくり補助金(一般型)については、約60%ほどの採択率とされていました。
 
では、今年に入っての採択率はどうなったのでしょうか。
 
今年は11月末現在までに、3次までの募集が行われました。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆採択率 】
 
★ 直近の第3次公募における一般型の採択率は38.0%という低い採択率に留まっています。
 
→ ではものづくり補助金(コロナ特別枠)はどうかというと、同じく第3次の公募では23.5%という極めて低い採択率です。

 

これは、コロナ禍において補助率のアップや要件範囲の広がりなどの、ものづくり補助金(コロナ特別枠)の優遇的措置から、多くの事業者がこぞって申請したことも一因であり、急遽2020年12月18日の4次募集を最終受付とした理由でもあります。
 
のっけから厳しい数字を提示しましたが、非常に採択のハードルが高くなっているというのが現実です。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆駆け込み申請 】
 
★ そのなかで締め切りも迫る今、駆け込み申請をして採択を狙うためには、より確実な方法として、コロナ禍において認定を受けた、補助金申請サポート業者への相談をおすすめします。
 
→ 3密を避けるためにIT化が進むコロナ禍において、補助金申請サポート業者の多くがIT系企業です。コロナ対応のための提案をもらえる他、それぞれの企業にとってより確実な、他の補助金制度への提案も期待できます。

 

2020年コロナ禍において、100%の採択率を誇る企業(株式会社木立など)もありますので、まずは相談をしてみてはいかがでしょうか。
 
では、下記よりどのような事業計画が不採択になりやすいかを解説していきます。
 

 

多くの事業者が不採択になる理由



実は、ものづくり補助金(一般型)から見た場合、採択の審査は裁量が大きいため、明確な理由を挙げることは難しいです。
 
そこで経営支援のプロのコンサルタントは次のように推測しています。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆不採択の理由 】
 
☆ 不採択になった事業計画の特徴として、下記のような点が特徴です。
 
・ 事業者からヒアリングした内容をただ書き写すだけの、画一的な事業計画書が多い。(審査員から見ると、フォーマット化された類似の計画書に見える。)
 
・ 現場の声を審査員に届けることが出来ていないため、リアリティに乏しい

 

…このような理由から、コロナ禍において企業が刷新する重要性や企業の希求が、審査員の心に響かないと分析する声が多いです。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆採択のポイント① 】
 
☆ …とすれば、「現場のリアルな声」を伝えるような事業計画を作成することが補助金交付のカギになります。

 

そのためには具体的にどうすればいいか、ポイントごとに考えてみます。
 

 

採択されるポイントその1:ガイドラインを参考に


採択されるポイントその1:ガイドラインを参考に
ものづくり補助金(コロナ特別枠)申請の際、事業計画書の作成と提出が必要ですが、この事業計画書の中に、現場のリアルな声を盛り込むことが1つ目のポイントです。
 
もっとも、事業計画書に現場の不平不満を書けばいいというものではありません。
 
なぜならものづくり補助金は「技術革新や生産性の改善」のための設備投資、という制度目的に合致しなければならないからです。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆ガイドライン 】
 
☆ そこで事業計画づくりのポイントとしては、ガイドラインに沿った事業計画書を作成しながらも、自社の現状を絡めていくという方法が説得力があります。
 
→ 「いかに客観的な目線に立って自社分析ができているか」は重要です。

 

ものづくり補助金(コロナ特別枠)の採択で、審査員はガイドラインに沿って交付金申請を求める事業者の設備投資が、「技術革新や生産性改善」の要件に合致するか判断します。
 
ですから、ものづくり補助金(コロナ特別枠)を申請する事業者は、そこに自社の現状を絡めることで、説得力のある交付金申請の理由にしてください。
 

 

採択されるポイントその2:実現可能性があること


採択されるポイントその2:実現可能性があること
つぎにものづくり補助金(コロナ特別枠)審査では、「公募要領に記載された審査項目」に合致するかの判断に移行します。
 
そこで、ここでも現場のリアルな声と審査項目の関連性の強調が2つ目のポイントです。
 
少し長くなりますが、細かく「実現可能性」の審査項目を見ていきます。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆実現可能性 】
 
① 「補助対象事業としての適格性」
 
… 付加価値の引き上げについて、年率平均3%以上達成できる取り組みとして、その設備投資が必要なのか、です。
 
② 「技術面」
 
… すなわち新サービス・新製品開発にとって革新的なものといえるか、この点はもろにガイドラインに沿っているのかで判断されます。
 
③ 「事業化面」
 
… 自社が計画する新製品や新サービスが市場ニーズに合致しているかです。この点は現場の声と直結する項目と言えそうです。
 
④  「政策面」
 
… コロナ特別枠においては「コロナを乗り越えてV字回復できる取り組みか」という判断基準が設けられています。

 

ものづくり補助金(コロナ特別枠)においては、④の「政策面」においてコロナ禍でV字回復を見込むことが可能な事業計画を立てることが最も難しく、説得的に設備投資の必要性を考えなければならないと言えるのではないでしょうか。
 
以上の4項目について現場のリアルな声を絡めて説得的に論じていくことが、採択率アップのポイントです。
 

 

採択のポイントその3:加点ポイントをとる



ものづくり補助金(コロナ特別枠)の交付を受けるための最大のポイントとして挙げるのが、「加点項目の重要性」です。ここが採択されるかどうかの分水嶺だといわれています。
 
この加点項目は4で述べた「実現可能性」の最後の項目で、すこし詳しく見てみます。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆成長性加点 】
 
①  「成長性加点」
 
… 有効な期間の経営革新計画の承認を取得した(取得予定の)事業者については、補助金の交付を優先的に認められるとのことです。

 

この「経営革新計画」は都道府県知事に申請して、その承認を受けることで取得できます。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆政策加点 】
 
②  「政策加点」
 
… 小規模事業者創業者または第二創業後間もない事業者(5年内)のものは優先的に交付金の補助を受けられます。

 

ちなみに、ものづくり補助金(コロナ特別枠)は補助範囲が1,000万円の補助枠ですが、小規模事業者のなかで、そんなに大きな規模での刷新は考えておらず、ともかくコロナ禍でも収益を上げて、事業維持を目指す事業者であれば、違う補助金の検討も一案です。
 
例えば、補助範囲が100万円ほどであれば「小規模事業者持続化補助金(コロナ特別対応型)」がありますし、ITシステムやツールの導入による企業刷新で、450万円ほどの範囲で大丈夫なら、「IT導入補助金(コロナ特別枠・C類型)」がおすすめです。
 
では、続いて災害等加点についてお伝えします。
 

【 ものづくり補助金(コロナ特別枠)☆火災等加点 】
 
③ 「災害等加点」
 
… 台風などの災害による被災を受けた事業者ないし、事業継続力強化計画の認定を受けた事業者も、優先的に交付金を受け取ることが可能です。

 

試験で例えるなら、ガイドラインと実現可能性が絶対落としてなならない問題で、加点項目は合否を左右する問題、といえるでしょう。
 
 

 

いかがだったでしょうか、今回はものづくり補助金(コロナ特別枠)で、採択される3つのポイントをお伝えしました。
 
以上に述べた3つのポイントについて、いかに現場の声を審査員に届けるかが重要な戦略となってきます。
 
ものづくり補助金(コロナ特別枠)の採択率は非常に低いものですが、上記のポイントを知っておくことで、採択率は飛躍的にアップすることが予想されますので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
 
 

まとめ

現場のリアルな声を審査員に届けることが採択されるコツ

・ものづくり補助金のコロナ特別枠の採択率は非常に厳しい数字
・不採択の理由は審査員に現場のリアルな声が届かないため
・採択のポイントはガイドラインに沿った訴えであること
・さらに実現可能性の各項目に現場のリアルな声を絡めること
・加点項目こそが採択を左右する分水嶺